海外FXのルール
こんにちはー!!!
本日は海外FXの強制ロスカットルールについて書いてみます。
私が利用しているEAは両建てEAの為、必ず片方(もしくは両方)がマイナスになります。 これはロジック上仕方のないことなので、気にする必要はありません。
パラメーターの設定のpipsに達するとナンピンをしていきます。設定次第では無限ナンピンになります。
そこで大事なのは どのくらいの水準で強制ロスカットされるかを理解し、ロット数やナンピンする数を設定することです。
私が利用している口座はだいたい20パーセントの証拠金維持率で強制ロスカットされます。(相場が急変したり、市場の流動性が著しく低い時にはロスカットが作動しないこともあるからだ。
海外FXなら仮にロスカットが作動せずに含み損が口座残高を上回って決済された場合でも、ゼロカットシステムでマイナス残高が帳消しになる。)
強制ロスカットの基準になる証拠金維持率を、今回は「ロスカット水準(もしくはロスカットレベル)」と呼びます。
例えば「証拠金維持率20%以下で強制決済」の場合、ロスカット水準は20%となる。
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは「有効証拠金÷必要証拠金×100」で計算される数値のこと。必要証拠金に対する口座資産の割合を示す。
ほとんどのFX業者では取引プラットフォーム上(MT4など)で証拠金維持率は確認できる。
この口座の証拠金維持率は、14316パーセント になります。
FX取引で「許容pipsがどれだけ大きくなるか(どれだけの含み損に耐えられるか)」を決める要素は3つだ。
結論から言うと以下の通り。
1.強制ロスカット水準
強制ロスカットの証拠金維持率が低い方が、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる。
以下「入金額1万円、取引lot数0.5lot(5万通貨)、口座のレバレッジサイズ:500倍(必要証拠金1万円)」という条件の下で、ロスカット水準を変えながら許容pipsの推移をみていく。
※ドル円(100円)でロングポジションエントリー、スプレッドは無視している
ロスカット水準80%の場合
- ロスカットまでの許容pips:4pips
- 許容できる含み損:2,000円
ロスカット水準50%の場合
- ロスカットまでの許容pips:10pips
- 許容できる含み損:5,000円
ロスカット水準20%の場合
- ロスカットまでの許容pips:16pips
- 許容できる含み損:8,000円
2.口座のレバレッジサイズ
必要証拠金を決める口座のレバレッジサイズも、ロスカットまでの許容pipsに影響を及ぼす。
具体的には口座のレバレッジサイズが大きいほど必要証拠金が少なくなるので、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる。
以下では「入金額5万円、取引lot数0.5lot(5万通貨)、ロスカット水準50%」という条件の下で、口座のレバレッジサイズを変えながら許容pipsの推移をみていく。
※ドル円(100円)でロングポジションエントリー、スプレッドは無視している
口座のレバレッジサイズ100倍の場合
前提として必要証拠金は「5万通貨÷100倍」で5万円になる。
- ロスカットまでの許容pips:50pips
- 許容できる含み損:25,000円
口座のレバレッジサイズ500倍の場合
前提として必要証拠金は「5万通貨÷500倍」で1万円になる。
- ロスカットまでの許容pips:90pips
- 許容できる含み損:4万5,000円
口座のレバレッジサイズ1000倍の場合
前提として必要証拠金は「5万通貨÷1000倍」で1,000円になる。
- ロスカットまでの許容pips:99pips
- 許容できる含み損:4万9,500円
3.取引Lot数
当然ながら、取引lot数が少なければ少ないほど、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる。
以下「入金額5万円、口座のレバレッジサイズ200倍、ロスカット水準50%」という条件の下で、取引lot数を変えながら許容pipsの推移をみていく。
※ドル円(100円)でロングポジションエントリー、スプレッドは無視している
0.1lot(1万通貨)取引する場合
前提として必要証拠金は「1万通貨÷200倍」で5,000円になる。
- ロスカットまでの許容pips:475pips
- 許容できる含み損:4万7,500円
0.5lot(5万通貨)取引する場合
前提として必要証拠金は「5万通貨÷200倍」で2万5,000円になる。
- ロスカットまでの許容pips:75pips
- 許容できる含み損:3万7,500円
1lot(10万通貨)取引する場合
前提として必要証拠金は「10万通貨÷200倍」で5万円になる。
- ロスカットまでの許容pips:25pips
- 許容できる含み損:2万5,000円
許容pipsまとめ
- ロスカット水準が低いほど、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる
- 口座のレバレッジサイズが大きいほど、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる
- 取引lot数が小さいほど、強制ロスカットまでの許容pipsが大きくなる
強制ロスカットまでの許容pips(含み損)計算方法と5つのケーススタディー
強制ロスカットまでの許容Pips算出方法
- 口座レバレッジ・口座残高・ロスカット水準を確認する
- 取引lot数に応じて必要証拠金を計算する
- ロスカット水準に達する際の有効証拠金を計算する
- 「口座残高ーロスカット時の有効証拠金」で許容できる含み損を計算する
- 「含み損÷取引lot数」で含み損をpips換算する
「口座残高10万円、ドル円100円の時に0.25lot(2万5000通貨エントリー)」で、計算方法を紹介している。
XM(口座レバレッジ888倍、証拠金維持率20%以下でロスカット)
【計算結果】
- ロスカットまでの許容pips:約397.7pips
- 許容できる含み損:約9万9,437円
①口座レバレッジ・口座残高・ロスカット水準を確認する
②取引lot数に応じて必要証拠金を計算する
取引lot数は0,25lot(2万5,000通貨)
→2万5000通貨÷888倍=約2,815円
③ロスカット水準に達する際の有効証拠金を計算する
証拠金維持率20%以下でロスカット
→約2,815円×20%=563円
④許容できる含み損を計算する
10万円ー563円=9万9,437円
⑤「含み損÷取引lot数」で含み損をpips換算する
9万9,437円÷2万5,000通貨=397.7pips
xmを例にあげて書きました!国内口座の場合レバレッジが低いので数字はかなり変わってきます。皆さんも一度計算してみてください!
fxを怖い と思ってる方もルールさえ理解できれば安心して取引できると思います。
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